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DMAT、大規模災害ごと進化の歴史【平成の医療史30年◆災害医療編】

スペシャル企画 2019年2月17日 (日)  水谷悠(m3.com編集部)

1995年(平成7年)阪神・淡路大震災と2011年(平成23年)東日本大震災を筆頭に、平成の30年間は多くの災害に直面した時代として記憶される。発生直後の急性期から、避難生活を送る被災者らへの慢性期まで、その都度困難に直面しながら、DMAT(災害派遣医療チーム)の発足やEMIS(広域災害救急医療情報システム)の整備など、災害医療体制も進化を遂げてきた。 その歴史を概観するとともに、DMAT発足に深く関わった東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科救急災害医学分野教授の大友康裕氏のインタビューをお届けする。 【平成の医療史30年◆災害医療編】 DMAT、大規模災害ごと進化の歴史 インタビューVol.1◆「東京DMAT」創設、石原元都知事が突破口 インタビューVol.2◆東京DMAT、「都外派遣」はダメなの? インタビューVol.3◆DMAT、元々は広域搬送のためのチーム 阪神・淡路大震災の教訓 DMATが発足する大きな要因となった阪神・淡路大震災。1995年1月17日午前5時46分に淡路島を震源として発生し、太平洋戦争後では東日本大震災に次ぐ6434人(2006年5月19日総務省消防庁確定...