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医療基本法の超党派議連が設立総会、会長に尾辻氏

レポート 2019年2月6日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

超党派の国会議員で組織する「医療基本法の制定にむけた議員連盟」が2月6日、設立総会を開催した。会長には参議院議員の尾辻秀久氏(自民)、事務局長に参議院議員の羽生田俊氏(自民)が、それぞれ選任された。同議連の参加議員は約90人。設立総会には議員のほか、日本医師会会長の横倉義武氏、15の患者団体代表らが出席。 左から、羽生田俊氏、尾辻秀久氏、横倉義武氏 尾辻氏は、「今回の医療基本法は画期的なものであり、しっかりと仕上げていきたい」とあいさつ。これまで多くの議員立法の成立に携わってきた立場から、「まずは作ることが肝心」と述べるとともに、2018年末に成立した成育基本法に触れ、「なぜ10年以上もかかったのかを反省材料にする。相当の覚悟を決めている」と意欲を見せた。 総会後、取材に応じた羽生田氏によると、今後、役員会を開催し、検討スケジュールなどを決めるという。「今年内に法案を提出できるよう、スピード感をもってやっていきたい」(羽生田氏)。 医療基本法は、憲法と、医療法や医師法をはじめとする医療関連の個別法を媒介する位置付け。医療提供者と患者の権利と責務、さらには国や地方公共団体などの責務を規定...