医師不足対策は医師同士夫婦の禁止? - 外科医/漫画家・さーたり氏◆Vol.2
スペシャル企画
2019年2月17日 (日)
まとめ:高橋直純(m3.com編集部)
さーたり 医学部を卒業後、外科医を志し早数年。専門は消化器外科、時に肝臓・胆道・膵臓、移植外科。同期の夫と結婚し出産。現在3人の子どもの絶賛子育て中。 ※コミックエッセイ『腐女医の医者道』より引用 中山:今、女性医師が増えているのは紛れもない事実で、女性医師を活用するような医療現場にさっさと変えるしかないと僕は思っていますが、それが全然動いてないという印象があります。ある特定の病院の医師は残業上限2000時間にするという案が出ていましたが(『時間外上限「地域医療確保暫定特例水準」1900~2000時間』を参照)、家庭のある人を想定しているとは到底思えませんね。 さーたり:男女関係なく。 中山:そうです。結婚しているとしても、パートナーが完全に家のことだけやってくれている専業主婦・主夫でないと2000時間の時間外労働はできない。女性活躍のまだ2段階、3段階ぐらい手前にいるんだろうなと思っていますけど。 さーたり:それに関連していうと、医師不足対策として、女性医師が男性医師と結婚しなければいいという意見もあるんです。 中山:女性医師が?男の医師と結婚しなければいい? さーたり:そう、男の医...
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