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外科医の数が減っても大丈夫な理由 -外科医/漫画家・さーたり氏◆Vol.4

スペシャル企画 2019年3月3日 (日)  まとめ:高橋直純(m3.com編集部)

さーたり 医学部を卒業後、外科医を志し早数年。専門は消化器外科、時に肝臓・胆道・膵臓、移植外科。同期の夫と結婚し出産。現在3人の子どもの絶賛子育て中。 ※コミックエッセイ『腐女医の医者道』より引用 中山:外科医のキャリア形成、働き方についても伺いたいです。医師の働き方改革の議論でも、若手は別枠で考えるべきという意見もあります。僕自身もこの問題は難しいなと思っています。自分自身も1カ月のうち30日病院に泊まってオペ覚えろよとして育ってきました。夜中にオペがあると聞いたら、もう、大急ぎで手術室行って、何もやることないのに手洗いして入ってました。 メンタリティーとしては非常に重要ですが、その生活をしなければ学べないというものでもなかったとも思います。だって昼には点滴当番で手術に入れないんですから。分業してその時間で、研究なり勉強なりデートなりすれば良いはずです。自分の育ち方とも違いますし、上の外科医たちが非常に強い反発をすると思うんですが、いかがでしょうか。 さーたり:私も概ねそういう意見なんですけど、そう思いつつも、自分のことを考えると、例えば、夜中の緊急手術だったりで得られたものもたくさ...