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先進医療92種類、陽子線治療、重粒子線等の割合大

レポート 2019年2月13日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

厚生労働省は2月13日の中央社会保険医療協議会総会(会長:田辺国昭・東京大学大学院法学政治学研究科教授)で、2018年度の「先進医療の実績」(2017年7月1日~2018年6月30日)を報告した。2018年6月30日時点での先進医療技術数は、計92種類で、内訳は先進医療Aが28種類、先進医療Bが64種類。実施医療機関数は935施設。 全医療費は約284.7億円、うち先進医療費用分(患者負担分)は約240.0億円。全医療費に占める先進医療費用の割合は84.3%で、過去4年間(68.5~74.6%の間で推移)よりも高い。先進医療A が85.9%、先進医療Bは41.9%と差がある。厚労省は、これらの理由として、下記のような先進医療費用が高額な技術が、全体に占める割合が高いことを挙げた(資料は、厚労省のホームページ)。 ◆先進医療A ・陽子線治療(全医療費:54億3938万8454円、先進医療総額:45億1673万5000円、先進医療1件当たり:271万6016円、年間実施件数:1663件) ・重粒子線治療(全医療費:34億1490万7604円、先進医療総額:31億5874万1111円、先進医...