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専攻医の基本給、都内の平均は37万5722 円

レポート 2019年2月16日 (土)  橋本佳子(m3.com編集長)

東京保険医協会が都内の研修病院を対象に実施した「研修医に関するアンケート」の結果、後期研修医(専攻医)の基本給は 平均37万5722円で、最高は60万7142円、最低は14万6000円と病院により大きな差があることが、このほど明らかになった。開設主体別に見ると、私立で高く、国公立で低く、私立病院43万7917円、国公立病院38万7100円、私立大学病院27万900円、国公立大学病院22万8000円の順だった。 調査では、雇用形態、勤務時間の管理方法、有給休暇の取得率、1カ月当たりの当直回数などの労働条件も聞いている。回答した32病院のうち、常勤は16病院と半数にとどまり、非常勤9病院、常勤・非常勤の両方2病院、無回答5病院。 自由意見では、「新専門医制度は、大学病院に集中し、初期研修の段階で経験を積んでいない医師が、業務多忙な一般病院に派遣されてきた場合など、疲弊が顕著。働き方改革と相まって、指導医にのみ過重な負担がかかり、診療レベル低下、地域医療への貢献度低下につながっている」という地域医療への影響を懸念する声などが上がった。 東京保険医協会の細田悟氏 調査を担当した東京保険医協会勤...