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乳腺外科医裁判、2月20日の判決迫る

レポート 2019年2月17日 (日)  高橋直純(m3.com編集部)

東京都足立区の柳原病院で自身が執刀した女性患者に対してわいせつな行為をしたとして、準強制わいせつ罪で逮捕・起訴された男性外科医に対する東京地裁での公判は2月20日に判決が言い渡される。2016年11月の初公判後、異例の長期間となった期日間整理手続きをはさみ、これまでに13回の公判が開かれた。検察側は懲役3年を求刑、弁護側は無罪を主張している。判決を前に、これまでの公判を振り返る。 男性外科医は2016年8月25日に準強制わいせつ容疑で逮捕され、勾留期間は同年12月7日まで105日間に及んだ。 ◆第1回公判(2016年11月30日) 検察が起訴事実を読み上げた。2016年5月10日午後2時55分から午後3時12分までの間、柳原病院の病室内において、手術後で抗拒不能状態にあり、ベッドに横たわる女性患者A氏に対して、診察の一環として誤信させ、着衣をめくって左乳房を露出させた上で、その左乳首を舐めるなどのわいせつ行為をした――となっている。 ◆第2回公判(2018年9月10日) 2018年9月10日の第2回公判から裁判官3人による合議審に変更。大川隆男裁判長は主要な事実レベルの争点を「事件性」...