変わる医師の役割、将来の医療の課題は？【平成の医療史30年◆特別編】

【横倉日医会長×小泉衆院議員 人生100年時代を語る】 Vol.1 日医会長と小泉議員の「人生100年時代」 Vol.2 「働く」とは「社会参加」、意味を再定義 Vol.3 「楽後」を支える、かかりつけ医の役割大 Vol.4 変わる医師の役割、将来の医療の課題は？ Vol.5 「ポスト平成」は社会保障の第3ステージ 「日本健康会議は国民運動」（横倉会長） 司会：かかりつけ医が健康管理にも関わるためには、どんな仕組みが必要だとお考えですか。 横倉：そのために立ち上げたのが、日本健康会議。これは、国民運動の一つだと思っています。この会議により医療界と経済界、そして自治体が初めて手を組んだことになります。 日本健康会議は、「健康経営銘柄」「健康経営優良法人」などの形で、健康づくりに取り組んでいる企業を表彰しています。それに倣い、協会けんぽ、国民健康保険もそれに類した取り組みを始めました。またこの健康会議の都道府県版も、4つの県で既にスタートしています。今後、さらに普及、定着してくる中で、各地域の医師会やかかりつけ医が、いかに関与していくかが重要になってくるでしょう。 小泉：今、いくつかの自治...