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医師偏在、新専門医制度で拍車 ◆ Vol.11

医師調査 2019年2月23日 (土)  大西裕康(m3.com編集部)

「今どきU35ドクター調査2018」として35歳以下の若手医師に考えや意見を聞いた結果をお届けしてきたシリーズ最終回は、未来の自分へのメッセージなど、今回の同調査に協力して感じたことなどについて寄せてもらった自由回答を紹介する。新専門医制度が医師偏在に拍車をかけているとの意見や、患者の受療行動を適正化するため何らかの強制力が必要との意見があったほか、今後の進路について自分自身にエールを送る回答などもあった。 Q、同調査に関するご意見・ご感想、未来の自分へのメッセージなどを、ご自由にお書きください。 【医療のあるべき姿とは】 医師の負担を平準化するべきであるが、現状は難しい。[大学勤務] 年功序列などの制度は廃止を。有害な金儲け医療をする開業医をどうにかしてほしい。[開業医] 新専門医制度では、3~5年目医師は多岐にわたる症例を集めるため都市部の大規模病院で働かざるを得なくなっており、新専門医制度が医師の地域偏在に拍車をかけているように感じます。後期研修のうち1年は地方の基幹病院も回るようにするなど、何かしら対策が必要ではないでしょうか。[大学勤務] 時間外に受診する患者が多いことは、医...