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「研修先どうするの?」が実習中の日常会話に

オピニオン 2019年2月23日 (土)  山田瑛文(順天堂大学医学部医学科5年生)

5年生ももうすぐ終わり、春休みに入るといよいよマッチングのために病院見学へ行く学生が増え始めます。日々の実習の中でも「研修先どうするの?」「病院見学申し込んだ?」「プレレジ期間、どこの病院選んだ?」という会話が飛び交います。 マッチングに関しては人それぞれで、地元の病院やお給料の良い病院、ブランド力のある病院、教育が良いと言われている病院、通っている大学の関連病院など、さまざまな価値観で自分に合う病院を探しています。 よくマッチングは「医学生の就職活動」と表現されます。社会人として初めて勤め、給料をもらう先を探すという意味ではまさに就職活動と同じです。総合大学に属する医学生は同級生の就職活動の様子を間近で見ることができるため、ある程度は一般的な就職活動について知ることができるかもしれません。 しかしながら、多くの医学生は就職活動について詳しくは知らないケースが多く、かつての同級生から就活の話を聞かされてもピンとこなかったり、飲み会で就活の話になるとついていけなくなる医学生も多いです。就活を迎えたお子様をお持ちの先生方もお子様の進路先について衝突してしまったり、就活の難しさについて理解で...