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「最低の研修医」、暴言に耐えた日々

レポート 2019年3月6日 (水)  大西裕康(m3.com編集部)

m3.comの医師会員にご自身の研修病院選びを踏まえたご意見、お考えを伺った結果を紹介するシリーズ。今回は、臨床研修で苦しかった時期をどう乗り越えたかと、臨床研修後に当初の専攻志望が変化したかどうかについて。 Q、臨床研修で最も苦しかったことと、どうやって乗り越えたかを教えてください。 輪番当直の後の夜に急性心筋梗塞で3回呼ばれたこと。真剣に接していた精神疾患のある患者さんに何の誘引もなく突然人が変わったように罵声をひたすら浴びせられたこと。上の先生たちが慰めてくれました。 【31歳 男性 卒後6年目 現在:市中病院(常勤) 研修病院:市中病院】 どの病院にもあるリスクだとは思いますが、診療科によっては決定的に合わない指導医に遭遇することがあり、私の場合は、「最低の研修医」などと暴言を吐かれました。同じ指導医の被害を受けた同期にはげましてもらい乗り越えました。 【34歳 女性 卒後9年目 現在:市中病院(常勤) 研修病院:大学病院の本院】 診断が付かない患者を長期的に抱える辛さ。インフォームドコンセントがうまくいかず患者家族ともめたこと。何度も面談をして和解を得られた。 【40歳 男性...