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第一線の外科医、14人の各界の第一人者と対談 -堀江重郎・順大泌尿器科教授に聞く◆Vol.1

インタビュー 2019年3月7日 (木)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

『いのち 人はいかに生きるか』(かまくら春秋社) 政治、哲学、文学、医療、芸能、スポーツなど各界の第一人者、14人との対談集を上梓したのは、順天堂大学泌尿器科教授の堀江重郎氏。堀江氏は、前立腺、腎臓、膀胱のロボット支援手術においては国内トップクラスの経験を有する第一線の外科医であると同時に、「メンズヘルス外来」を立ち上げるなど、その活動は幅広い。 「医は、聴くことからはじまる」と語る堀江氏は、医療と対談には共通点があるという。本書の狙い、堀江氏のライフワークとも言える抗加齢医学への取り組みも併せてお聞きした(2019年2月7日にインタビュー。全2回の連載)。 ――とてもご多忙の日々かと思いますが、先生は1週間にどのくらい手術をされているのでしょうか。 当教室は、腎臓だけでなく、膀胱、前立腺を入れると、泌尿器科の手術件数は、全国でもトップクラス。私自身が執刀する手術は、以前よりだいぶ減りましたが、週6例程度、うち手術支援ロボットを使うのが2例ほどです。その他は、 教室のスタッフが担当する手術をスーパーバイズする形です。 堀江重郎氏は、2012年から順天堂大学の泌尿器科教授を務める。 ――...