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新専門医制度で研修医36.7%減少、日病役員病院調査

レポート 2019年2月27日 (水)  水谷悠(m3.com編集部)

日本病院会は2月26日、役員を出している80病院を対象に行った専門医制度に関するアンケートの集計結果を発表した。副会長の末永裕之氏は2017年度の後期研修医数と2018年度から専門研修を開始した専攻医数を比較すると36.7%減少しているとの結果について「かなり大学病院で専攻医の研修が始まったことを表している。特に内科と外科で非常に減っていることに危機感を覚えており、待ったなしで対策を取らないといけない」と訴えた。 調査は80の役員病院(会長、副会長、常任理事、監事、支部長)に対して2018年12月22日から2019年1月15日にかけて実施し、73病院(91.3%)から回答を得た。2017年度に後期研修医の研修を行ったのは71.2%の52病院、2018年度に基幹施設としての専攻医の研修を行っているのは50.7%の37病院、連携施設としての専攻医の研修を行っているのは63.0%の46病院だった。 日本病院会「専門医制度に関するアンケート集計結果」 全領域を合わせると2017年度の後期研修医が611人、2018年度の専攻医が387人で、36.7%減少している。両年度とも人数が最も多い内科では...