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「二次医療圏の考え方を整理しないと」四病協

レポート 2019年2月27日 (水)  水谷悠(m3.com編集部)

四病院団体協議会は2月27日の総合部会で、厚生労働省の「地域医療構想に関するワーキンググループ」や「医師の働き方改革に関する検討会」の内容について議論した。終了後に記者会見した全日本病院協会会長の猪口雄二氏は、「公立・公的と民間の役割分担になるであろうということはみんな理解しているが、約300の二次医療圏、構想区域を一つの規則で動かしていくのは無理なのではないか。そもそも二次医療圏の考え方を整理しないといけないのでは」などの意見が出たことを紹介した(地域医療構想に関するWGについては『病床機能報告「稼働病床数」は廃止、3項目を見直し』などを参照)。 WGで厚労省が提出した資料では、「公立・公的病院等」と「民間医療機関」で色分けした図やグラフが多くあった。地域医療支援病院は「公立・公的病院等」に分類されているが、民間の地域医療支援病院もあるため、総合部会では「不正確ではないか」との指摘があったという。また、大半が構想区域と一致する二次医療圏自体が人口数万人から数百万人まで幅があることや、ある医療圏に急性期病院が集中して隣にはない、これは良くないという議論になったとしても、「交通網が整備さ...