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“全国区”の診療科で学ぶ誇りと苦労

オピニオン 2019年3月1日 (金)  JCHO東京山手メディカルセンター大腸・肛門科 中田 拓也

中田 拓也 Takuya Nakata JCHO東京山手メディカルセンター大腸・肛門科 医員 【略歴】群馬県出身。2010年東京医科大学卒業。戸田中央総合病院(埼玉県)で医師臨床研修修了後、都立大塚病院での外科後期研修を経て、2015年4月より現職。 【所属学会・取得資格等】日本外科学会専門医、大腸肛門病学会会員 ⇒JCHO尾身理事長が語る「急性期」はコチラ 私が医師を目指そうとしたきっかけとして特別な理由はなく、消化器内科医である父を見ていて、強制された記憶は一切ありませんが、高校入学時には自然と医学部受験を考えていました。運良く合格し毎年追試を受けながら進級、卒業。初期研修2年間を過ごした戸田中央総合病院で消化器外科医を志すようになりました。 父が消化器内科を標榜しておりましたので後期研修は内科でと漠然と思っていましたが、肌に合っていたというか2カ月の外科研修期間を終えた直後に思い直しました。外科の先生方から「外科やってたら内科もできるよ」と背中を押していただき鵜呑みにしましたが、今とてもそうは思えません。後期研修は大学の部活の先輩を頼って都立大塚病院の外科で3年間研修しました。当...