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東京五輪・パラ、競技会場敷地内は全面禁煙

レポート 2019年3月1日 (金)  水谷悠(m3.com編集部)

東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は2月28日、大会期間中に競技会場の敷地内を全面禁煙にする方針を発表した。喫煙室も設置せず、紙巻きたばこだけでなく加熱式も含めて禁止する。選手村や国際オリンピック委員会(IOC)幹部らが泊まるホテル、報道機関の拠点となるメインプレスセンターなどには喫煙所を設置する。山下聡大会運営局長は「日本社会の禁煙意識の高まりと、IOCから強い申し入れがされたため」と説明した。 2012年ロンドン大会、2016年リオデジャネイロ大会では会場の屋内は禁煙、屋外には喫煙所が設置され、2018年平昌冬季五輪では敷地内完全禁煙だった。選手村などでは、宿泊棟や公共スペースは禁煙とし、喫煙所は「2週間近く選手も滞在することもあり、通常選手らが行き交う動線から離れた場所に例外的に設ける」という。 改正健康増進法や東京都受動喫煙防止条例では、屋内でも専用喫煙室では喫煙していいことになっているが、大会期間中は競技会場の喫煙室も閉鎖する方向で調整しており、「国内の法令よりルールが上乗せされている」と説明した。平昌大会で隠れて喫煙する事例があったといい、研修などでスタッフ...