1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 2020年度診療報酬改定、今秋に議論本格化

2020年度診療報酬改定、今秋に議論本格化

レポート 2019年3月6日 (水)  水谷悠(m3.com編集部)

厚生労働省は3月6日の中央社会保険医療協議会総会(会長:田辺国昭・東京大学大学院法学政治学研究科教授)に2020年度診療報酬改定に向けた議論のスケジュールを提示し、了承された。2018年度診療報酬改定の影響に関する調査を今後実施し、各部会、分科会、小委員会でさまざまな事項を議論。今秋頃から個別の改定項目についての議論を本格化させる(資料は、厚労省のホームページ)。 2019年3月6日中医協総会資料 健康保険組合連合会理事の幸野庄司氏は、社会保険審議会の医療部会と医療保険部会で取りまとめる「改定の基本方針」が、来年2月に診療報酬改定答申が行われる直前の12月に出されることについて、「議論が煮詰まった頃に出され、形骸化しているところもある。改定の基本方針はもっと早めの段階から議論していただきたい」と要望。厚労省保険局医療課長の森光敬子氏は、「各部会に対してお伝えする。基本的には中医協で夏までに出された意見の整理をまとめて、それを土台に議論していただきたいので、それも含めてお伝えする」と回答した。 また幸野氏は、2018年度改定時には、「地域包括ケアシステムの構築と医療機能の分化・強化、連携...