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ダボス会議で「人生100年時代」を議論【平成の医療史30年◆特別編】

スペシャル企画 2019年4月8日 (月)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

日本の医学研究の相対的低下が懸念される中、2015年4月に発足したのが、日本医療研究開発機構(AMED)だ。基礎研究から実用化まで一貫した研究開発を行うことにより、その成果を臨床現場に届けるのがミッション。縦割りの各省庁の研究費配分を見直し、有効活用につなげるという狙いもある。 発足当時から理事長を務めるのが、末松誠氏。現在の日本の医学研究を取り巻く環境をどう見ているのか、またAMEDは所期の目的、役割を達成しているのか。末松氏にお聞きした(2019年1月28日にインタビュー。全3回の連載)。 【末松誠・AMED理事長に聞く】 Vol.1 ダボス会議で「人生100年時代」を議論 Vol.2 IRUD(未診断疾患イニシアチブ)で大きな成果 Vol.3 「研究人材養成とデータガバナンス」が今後の課題 ――この1月のダボス会議(WEF;World Economic Forumの年次総会)に出席されたとお聞きしました。先生のお立場でどんな経緯で参加され、何を議論されたのでしょうか。 ダボス会議に先立ち、2018年11月の初めにドバイで開催された、WEFのドバイ会議(GFC;Global Fut...