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産科医らが署名活動「長時間労働規制を」

レポート 2019年3月11日 (月)  水谷悠(m3.com編集部)

厚生労働省の「医師の働き方改革に関する検討会」で議論されている医師の時間外労働時間上限を1860時間とする案について、産科医で亀田総合病院医療安全管理室室長・総合周産期母子医療センター顧問の鈴木真氏らでつくる「医師の働き方を考える会」が3月11日、長時間労働規制を求める署名活動をインターネット上で始めた。同氏は医師の働き方改革について「医療システムそのものの大改革が必要だと感じている。今までのさまざまな問題のつけが回ってきた感じだ」と指摘している(署名はChange.orgにて)。3月末に提出予定だが、3月13日にも同検討会が予定されており、何らかのアクションを取りたいとしている。 「医師の働き方を考える会」は、鈴木氏と、薬剤師で「東京過労死を考える家族の会」代表の中原のり子氏を代表者とし、医師46人を含む75人を賛同者として署名活動を実施。署名サイトでは厚労省案について「現在は実態として休憩規定などなく長時間労働を行っているので、休憩規定などの医師の健康への配慮が新しく盛り込まれた点は、医師の働き方改革において一定の進歩」と評価をしつつも、1860時間が過労死ライン(脳・心臓疾患に係...