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医師6割、時間外上限1860時間は「長い」

レポート 2019年3月12日 (火)  水谷悠(m3.com編集部)

厚生労働省は、一部の医療機関に対して特例で認められる医師の時間外労働時間上限「年1900~2000時間」の案が医療界の内外から批判されたことを受け、根拠としたデータを洗い直し、研鑽などのうち「指示なしの時間」を労働時間から除外することで上限時間を減らして「年1860時間」を新たに「医師の働き方改革に関する検討会」に提案した。それに合わせて初期・後期研修医などを対象とする「一定の期間集中的に技能の向上のための診療を必要とする場合」の特例も同じ「年1860時間」としている。 この「1860時間」についてm3.com医師会員にたずねたところ、開業医の45.9%、勤務医の47.8%が「長すぎる」と回答。「長い」と合わせると、それぞれ61.0%、65.0%が引き下げてもなお上限が過剰だと考えていることが分かった。「特例を設けるべきではない」もそれぞれ11.1%、11.5%いた。自由回答でも、「引き下げと言いますが、まやかしでしかないでしょう」など、疑問視するものが多かった。 Q1:「年1860時間」の時間外労働の上限についてどうお考えですか。 Q2:「年1900~2000時間」から「年1860時...