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研修医が集まる「レジ室」の秘密とは - 済生会横浜市南部病院 ◆ Vol.2

レポート 2019年3月23日 (土)  大西裕康(m3.com編集部)

レジ室入口付近にある 済生会横浜市南部病院が、研修医を大事に育てる文化の浸透した病院であることを証明する象徴的な存在の一つに、研修医だけが滞在する専用部屋(レジデントルーム=通称「レジ室」)がある。1年目と2年目の研修医計20人分全員の個人机のほか、仮眠できるスペースもあり、電子カルテを閲覧・操作できる端末も複数台備えている。親睦を深めやすい環境であると同時に、疑問などを解決しやすい環境でもある。病院側は、毎月開く「ERカンファ」での意見交換なども活用しながら、年2回面談も実施して研修医の状況の把握に努めている。「ERカンファには救急の先生方も来てくれて『苦情がないか』『身の回りに病んでいるやつはいないか』など色々と気にかけてくれる」(2年目研修医の貫井淳氏)。 事務職員との良好な関係も印象的だ。同病院人事グループ人材開発室の廣川幸雄氏はレジ室を頻繁に訪問し、院内業務に関連した質問や手続き関係だけでなく、確定申告や引っ越しなど多様な質問にも対応する。研修病院に関するイベントにブースを出展した際は「はっぴ」を着て盛り上げたという。「廣川さんはすごい。通りすがりでいろんなことを聞いてくれる...