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赤ひげ大賞受賞は「今後も頑張れという意味」

レポート 2019年3月18日 (月)  大西裕康(m3.com編集部)

日本医師会と産経新聞社は3月15日、東京都内で「第7回赤ひげ大賞」の表彰式とレセプションを開いた。授賞式で挨拶に立った最高齢93歳を含む計5人の受賞者たちからは、「やるべきことをやってきただけ」「赤ひげ大賞の受賞は今後も頑張れという意味だと思う」「現場に権限を」など、「地域医療」という言葉が一般的でなかった時代から、在宅医療に取り組んできた先人たちの力強い言葉が数々飛び出した。授賞式後のレセプションでは、安倍晋三首相、根本匠厚生労働相もお祝いに駆け付けたほか、現役医学生と受賞者のQ&A;コーナーも実施するなど盛りだくさんな内容だった(受賞者については『93歳現役医師ら、第7回赤ひげ大賞』を参照)。 【受賞者の挨拶】 大里 祐一氏(83歳、秋田県) 「これからの生き方によって、これまでの生き方の是非が決まる」 身に余る光栄と存じます。振り返ると、昭和47年に故郷に戻り、父の後を継いで診療所を開設した。開業時のあいさつで「地域医療」という言葉を使ったが、まだ一般的でなかった。はっきりした概念は持ち合わせていなかったが、開業医として、もっと地域に出て活動しようと考えていた。また、患者とその家...