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米国における働き方のいろいろについて

オピニオン 2019年3月24日 (日)  北原大翔(メドスター ワシントン ホスピタル センター 心臓外科医)

さて、前回は米国に渡ったけど諸々の関係でいったん日本に戻ることになり、その空白期間をただぼーっと過ごしていたという中身のない話をしてきました。今回は米国における休みについてです。 インターネットで調べてみましたが、米国の正式な休日というのは日本に比べて少なくて、10日くらいしかないみたいです。シカゴ大学でフェローとして働いていた時は、いつになったら休日が訪れるのかと常に渇望していました。まぁ結局、休日が来てもやる仕事自体はあまり変わりないのですが。米国のレジデントは就労時間がきっちり決まっており、長いこと病院にいるということはないのですが、僕のような非正規で雇われていた人間は特にそのような決まりもないのでよく病院にいました。ICUのナース達には「ヒロ、毎日病院にいるんじゃない」と言われていましたが、確かにそうだったかもしれません。「あんたらも平日は毎日働いているでしょ」と聞くと「私たちは週3日しか働いていないわよ」と言われ驚いたことを覚えています。彼女たちは基本的に7時から19時の12時間を週3回、というシフトを組んで働いているみたいです。夜のシフトは夜の人が担当しているため日勤の人た...