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時間外・休日の病状説明を選定療養として提案へ、日病協

レポート 2019年3月22日 (金)  水谷悠(m3.com編集部)

日本病院団体協議会は3月22日の代表者会議で、選定療養に導入するべき事例として、「時間外や休日に患者や家族側の都合で病状説明を行った場合」を提案することを決めた。議長の山本修一氏(国立大学附属病院長会議常置委員長)は、「各病院が患者へ要望しているが、より踏み込んで選定療養の対象にしてはどうかと、満場一致で承認された。医師の負担軽減を推進したいということで、時間外の仕事だということを社会に知っていただくことが重要だ」と述べた(「選定療養として導入すべき事例等」の募集は厚生労働省のホームページ)。 院内でインフルエンザ感染者が出た場合に、同室の患者に抗インフルエンザ薬を予防投与する場合についても提案する。山本氏は「病室に余裕があれば隔離するという方法が取れるが、冬場はどこも病室が一杯で予防投与も選択肢の一つになり得る」と述べた。過去にも提案し、採用されなかったことがあるという。 新天皇即位に伴う10連休の対応では、人員配置基準やオーバーベッドの緩和、レセプト提出の受付期限、処方箋の有効期間の猶予について、今月中に取りまとめて根本匠厚生労働大臣に提出する。...