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23のサブスペ連動研修、「4月開始」は見送り

レポート 2019年3月22日 (金)  橋本佳子(m3.com編集長)

厚生労働省は、3月22日の医道審議会医師分科会医師専門研修部会(部会長:遠藤久夫・国立社会保障・人口問題研究所所長)で、4月から開始予定だった日本専門医機構認定の連動研修について、「開始を見送るべきではないか」と提案、了承された。内科、外科、放射線の3つの基本領域で、計23のサブスペシャルティ領域との連動研修が予定されていた(資料は、厚生労働省のホームページ)。 参考人として出席した同機構理事長の寺本民生氏や、日本内科学会と日本外科学会の代表は、機構認定の連動研修を認めるよう要望したが、委員からは「専攻医の不利益にならない手立てが必要」という意見は出たものの、厚労省提案を認めた。 寺本氏は本部会後、「4月からの連動研修については、プログラム通りに動いていただき、日本専門医機構としては(サブスペシャルティ領域との連動研修が)認められた段階で、追認できるようにデータを蓄積していきたい」と語った。早急に専攻医や研修の責任者らに電子メール等でその趣旨を伝える方針。3月28日には日本専門医機構の社員総会が予定されており、遅くともそれまでには対応する。今後、同機構は蓄積したデータを用い、サブスペシ...