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「新専門医制、国が関与を強めている印象」横倉日医会長

レポート 2019年3月28日 (木)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本医師会会長の横倉義武氏は、3月28日の日本専門医機構社員総会で、「新専門医制度への国の関与がかなり強まっている印象」と述べ、プロフェッショナル・オートノミーで運営する重要性を強調した。同機構認定の23のサブスペシャルティ領域と基本領域との連動研修の4月開始が見送りになったが、同機構が厚生労働省に先手を打ち、専攻医や各学会、地域医療関係者などに説明可能な対策を講じる意味からも、「もう少し整理できないか」と発言したという。 非公開で行われた社員総会後、横倉氏は、「国民に分かりやすい専門医制度にする必要があり、23のサブスペシャルティ領域についても、必要かということをもう一度、議論してもらうことが求められる」と発言の趣旨を説明した。 社員総会では、四病院団体協議会の加納繁照氏(日本医療法人協会会長)も、サブスペシャルティ領域の検討を求めたという。 横倉氏が、「国の関与がかなり強まっている印象」を持つ理由の一つが、連動研修の4月開始が見送りとなった3月22日の厚労省の医道審議会医師分科会医師専門研修部会(『 23のサブスペ連動研修、「4月開始」は見送り』を参照)。「サブスペシャルテイ領域と...