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「平成の次の時代の医療、構築は我々の責任」横倉日医会長

レポート 2019年3月31日 (日)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本医師会会長の横倉義武氏は、3月31日の第144回日医臨時代議員会で、「平成の次の時代の医療制度を、医師と患者・国民との信頼関係の上に、持続可能なものとして築き上げていくことは、未来に対する我々の責任」との決意を表明した。 「かかりつけ医の心」を全国の医師が涵養した上で、地域医療構想を通じた医療機能の分化・連携等の促進をはじめ、5つの取り組みを高度に相関させながら、人生100年時代に即した医療の在り方を模索する方針。高齢社会のネガティブなイメージを払拭し、一元的に捉えられてきた健康概念を、個々人の価値観に即した多元的なものへと提言していく構えだ。 日医臨時代議員会の冒頭であいさつする、日医会長の横倉義武氏。 横倉会長が挙げた5つの取り組みとは、地域医療構想のほか、▽医師確保対策を通じた医療資源の地域間格差の是正、▽医師の働き方改革を通じた医師の健康確保と地域医療を支える各医療機関の継続性の両立、▽医師の養成を通じた医療の質の向上と医師偏在の是正、▽地域包括ケアシステムを通じた切れ目のない医療・介護提供体制の構築――だ。 直近の話題として、新専門医制度にも言及。同制度は、プロフェッショ...