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緊急避妊薬の処方、オンライン診療で可能に

レポート 2019年4月1日 (月)  長倉克枝(m3.com編集部)

厚生労働省は3月29日、「オンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会」(座長:一般財団法人医療情報システム開発センター理事長の山本隆一氏)の第3回会議を開催し、初診対面診療の例外として、オンライン診療による緊急避妊薬の処方を認める方針を決めた(資料は、厚労省のホームページ)。 29日に開催された「オンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会」 同日会議ではまず、オンライン診療での緊急避妊薬の処方について、日本産婦人科医会と日本産科婦人科学会がそれぞれ意見を発表した。日本産婦人科医会は「緊急避妊薬をオンライン診療の対象薬品とすることには大いなる懸念を感じている」とした上で、実施の場合は、(1)必ず3週間後に対面診療を行う、(2)緊急避妊薬を内服したことを、その場で医師が確認する、(3)処方を行う医師は、高度な産婦人科の専門知識を持った産婦人科専門医、母体保護法指定医師などである――の3点を条件とした。 また、日本産科婦人科学会からは同学会で策定した「緊急避妊法の適正使用に関する指針」を紹介した上で、通常の診療でも緊急避妊薬の処方の際には、医師の目の前で内...