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働き方改革「皆が対等に協議する場が重要」、日医・今村副会長

レポート 2019年4月4日 (木)  高橋直純(m3.com編集部)

日本医師会の今村聡副会長は4月3日の定例記者会見で、3月末に取りまとめられた、厚生労働省の医師の働き方改革の報告書について、「日医が主張してきた『医師の健康への配慮』と『地域医療の継続性』の両立という観点から取りまとめられたと理解している」との見解を示した。同時に、「中身について、現場の医療機関がご理解いただいていない部分がある」として、病院団体などと連携して説明会などを開催していく考えを示した(報告書の詳細は『医師の働き方報告書取りまとめ、「改革」スタートへ』を参照)。 「医師の働き方改革に関する検討会」には、日医からは今村氏ら2人が委員として参加したほか、2018年7月には日医が主導した「意見書」を提出するなどしていた(『松本・日医常任理事 、「過労死ライン超えた働き方も」』を参照)。 今村氏は報告書について、日医の見解が反映されたと評価し、「中でも勤務間インターバル、連続勤務時間規制の一部義務化という従来にない方法が取り入れられた。月々の労働時間管理だけに頼り、結果として休息が確保できないという事態を回避する手段として、極めて有効だと思う」と指摘した。 同時に医療機関に求められる...