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臨床研修中の英語論文、医師の4割が「反対」

レポート 2019年4月7日 (日)  高橋直純(m3.com編集部)

基礎研究に従事する医師が減少しているとして、厚生労働省は初期臨床研修中にも研究ができる仕組みとして「基礎研究医プログラム」を2022年度から開始することを決め、現在、その要件について議論を進めている(『臨床研修で研究医養成「英文論文投稿は可能か」、医師臨床研修部会』を参照)。厚労省は「修了時に、英語論文1本以上の投稿」などを義務付けるという案を提示したが、有識者からは「研修期間中にまともな論文が出るはずがない」など否定的意見が多く出た。m3.com意識調査でも、厚労省案に対しては、医師では「反対」が4割前後となった。 Q 臨床研修期間中に最大24週間、基礎分野の研究に当たることで英語論文を投稿するという基準への賛否をお聞かせください。 賛否を聞いたところ、賛成は開業医で22.9%、勤務医で22.0%にとどまった。 Q 基礎研究医を増やすためにはどのような方策が必要でしょうか。【複数選択】 基礎研究医を増やすために必要な方策を複数選択で尋ねたところ、最多は「起訴研究医の待遇改善」で、全属性で半数を超えた。 Q 臨床研修期間中に最大24週間、基礎分野の研究に当たることで英語論文を投稿すると...