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研究医を増やすには?「医局で良いバイト斡旋を」「臨床と行き来しやすく」

レポート 2019年4月7日 (日)  高橋直純(m3.com編集部)

Q 臨床研修期間中に最大24週間、基礎分野の研究に当たることで英語論文を投稿するという基準を設定することで生じる影響について、お考えがあればお聞かせください。 調査結果はこちら⇒『初期研修中の英語論文、医師の4割が「反対」』 臨床から基礎に移行しやすい仕組みを ・基礎の領域は本当に面白いと思います。それを分かってもらい、臨床から一時離れる時のデメリットを解決してあげれば、基礎へのハードルは下がるでしょう。好き嫌いがあるので、義務化はしない方が良いと思います。【勤務医】 ・最初から基礎研究のみに限定する必要はない。臨床から移行しやすいシステムを作るのがよいと思う。国の発展のために基礎研究は必須である。【勤務医】 ・臨床医と基礎研究医の収入の差は諸外国でも生じており、医師に必ずしも期待すべきではない。他学部出身者も多くなっており、医学部出身者が容易に臨床から研究者に移行できるシステムがあればよい。ただし、助教以上は今のような上下関係は撤廃し、独立研究者となれるようにする。【歯科医師】 ・臨床医を10年ほどやった後に、研究医に興味を持つ人は少なくないのですが、研究室での待遇の悪さに辟易し、ほ...