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HPVワクチン記事の名誉毀損裁判、村中氏が控訴

レポート 2019年4月10日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

元信州大学医学部長(元第三内科教授)の池田修一氏が、医師・ジャーナリストの村中璃子氏、村中氏の記事を掲載した『Wedge』誌の元編集長の大江紀洋氏、出版社ウエッジを名誉毀損で訴えた裁判で、村中氏が4月8日付で、控訴した。一方、大江氏とウエッジは4月9日の控訴期限までに控訴しなかった。 東京地裁(男澤聡子裁判長)は3月26日、村中氏らに連帯して330万円の損害賠償の支払いと、ウエッジに謝罪広告の掲載、『Wedge Infinity』の掲載記事の一部削除を命じていた(『HPVワクチン報道の名誉毀損裁判、村中氏が敗訴』を参照)。ウエッジは控訴しなかったため、謝罪広告と掲載記事の一部削除は、判決通り実施される。 村中氏は、「私のもとには、世界中のサイエンティスト、医師、ジャーナリストから同情と怒りのメッセージが多数寄せられている」とした上で、次のコメントを公表、「命と科学を守るため、引き続き努力を続けていきたいと思う」との構え。 村中璃子氏の控訴に当たってのコメント 「近しい人たちからは、わたしや家族を心配し、控訴をやめるようアドバイスする声もたくさんいただきました。それでもわたしを支えてくれ...