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世界一の心臓外科医になるために、今できることをやる医学生

オピニオン 2019年4月29日 (月)  北原大翔(メドスター ワシントン ホスピタル センター 心臓外科医)

バックナンバーはこちら 北原 米国に来てからは具体的に何をしているの? 塩見 2018年の12月に渡米して、現在はミシガン州の大学でいくつかの臨床研究の手伝いをしています。たまたま大学で空いていたデスクなども使わせてもらっていて割と快適に仕事しています。英語はうまく話せないですが、なんとかやれていると思います。 北原 他に同じように手伝いをしている学生はいる? 塩見 研究室や医師によって異なりますが、中には大学生を10人くらい雇っている医師もいます。そういった学生は授業などもあるので、曜日によって来たり来なかったり、フレキシブルに手伝っているみたいです。 北原 10人か、名前覚えるのが大変だね。そういった学生と日本の医学生と比べて一番違うな、と思うところはどんなところだろう? 塩見 医学を学ぼう、医師になろうとするモチベーションが高い人が多い気がしますね。日本と違って高校からそのまま入るのではなく、医学を学んでいる学生は大学を卒業して大学院のようにして入学してきている人たちなので、医者になりたいという明確な意志をもっている気がします。 北原 確かに、僕が医学部に入った時は「医者になんと...