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研修病院選びは医学生の“ドラフト会議”

オピニオン 2019年4月14日 (日)  山田瑛文(順天堂大学医学部医学科6年生)

ついに春休みも終わり、最高学年の6年生。いよいよ今年は卒試にマッチング、国試と勉強の毎日が続きます。 私も入学以降続けてきた株式会社エルカルテットでの仕事も3月の展示会で一区切りを付けて、いよいよ勉強に集中できる環境を作りました。 学生生活においてもポリクリもあと1カ月で終わり、クリニカルクラークシップの時期に入ります。私はクリニカルクラークシップでは東京で生活しているとなかなか見ることができない、地方の病院の医療を学びに行く予定です。私の大学ではクリニカルクラークシップの実習先は自由に選択することができるため、自分の選択次第でこのような貴重な経験を積むことができます。 学内でも春休みに行った病院見学の話が多く交わされており、「あそこの病院どうだった?」「あそこハイポって聞いていたけど、研修医を見る限りそんなことないよ」等、学生目線での一種のドラフト会議が行われています。 マッチング先の順位の付け方についてはさまざまな価値観がありますが、私は、(1)将来的にやりたいことにつながる医療が行われているか 、(2)教育システム 、(3)同期の多さ――を重要視しております。あまり給料や立地等の...