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医師の働き方改革、四病協「慌てて動かない」

レポート 2019年4月17日 (水)  水谷悠(m3.com編集部)

四病院団体協議会は4月17日に総合部会を開き、医師の働き方改革や医師の需給、PTやOTの在り方について議論した。部会後に記者会見した日本病院会会長の相澤孝夫氏は、医師の働き方改革については今後宿日直や研鑽の扱いで通知が厚生労働省から出るため、「今慌てて動かない方がいいのではないか。病院団体としてはこれから通知を見て、この5年間でどうしていくかを決めていくのがいいのではないかということだ」と話した。 医療従事者の需給に関する検討会医師需給分科会については、2022年度で大学医学部定員の臨時増員が終了することや女性医師が増加している状況から、「今後どうやっていくのか、注視していかなくてはいけない」と述べた。医師の偏在だけでなく、外来医療と入院医療のすみ分けをどうしていくかも重要だと指摘した。 PTやOTに関しては、4月5日の「医療従事者の需給に関する検討会 理学療法士・作業療法士分科会」で需給推計が厚労省から出されているが、供給過多となっており、部会では「地域偏在のデータはないのか」という意見が出た。また、供給過多となって「開業」という方向に行くと、「病院団体としてはゆゆしき事態。反対して...