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44歳、1万2000人の会員率いる学会トップに - 草場鉄周・日本プライマリ・ケア連合学会理事長に聞く◆Vol.1

インタビュー 2019年4月19日 (金)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

日本プライマリ・ケア連合学会はこの3月の理事会で、新理事長を選出した。2012年4月から理事長を務めていた丸山泉氏に代わって、この4月から就任したのが、北海道家庭医療学センター理事長の草場鉄周氏。同学会は関係3学会が統合して2010年に設立、草場氏はその2011年の第2回学術大会で、37歳の若さで大会長も務めた(『私の医歴書◆草場鉄周氏(北海道家庭医療学センター)』を参照)。 草場氏は現在44歳。2018年度からスタートした新専門医制度では、総合診療が19番目の基本領域として加わる中、現状の課題をどう捉え、どんな学会運営を目指していくと考えているのか――。草場氏にお聞きした(2019年4月12日にインタビュー。計4回の連載)。 ――理事長は理事会の互選で選出されるとのことですが、他に候補者はおられたのですか。 いえ、私一人でしたので、理事会で承認していただいたということです。前任の丸山泉先生の任期途中の交代だったので、私の任期は2020年5月の学術大会時に開催する社員総会までです。これまで副理事長は4人でしたが、私以外の3人がそのまま副理事長を続けます。 草場鉄周(くさば てっしゅう)...