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総合診療専門医の一期生誕生が節目 - 草場鉄周・日本プライマリ・ケア連合学会理事長に聞く◆Vol.2

インタビュー 2019年4月23日 (火)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

――その一方で、対国民向け、対患者さん向けではどんな活動を想定されていますか。広報などに力を入れていくことになるのでしょうか。 家庭医療専門医は約800人。加えて、プライマリ・ケア認定医の資格を持つ医師も、6000人ほどいます。いずれも更新は5年に一度で、自己研鑽を積んでおり、認定医であっても高い意識をお持ちです。 これらの先生方が、各地域でどんな活躍をしているのかを、各地域でもっと分かりやすく打ち出すことが必要です。それは学会本部ではできず、全国に7つある各ブロック支部、あるいは都道府県支部の単位で取り組まなければいけません。例えば、ホームページでその地域にいる家庭医療専門医、プライマリ・ケア認定医の一覧を作り、どんな活動をしているのかを紹介する。こうした広報の仕方でないと、概念だけ聞いてもピンと来ないと思います。 「我々の学会員は、総合診療専門医と一緒にプライマリ・ケアの価値を提供できると思っています」(草場氏) ――各地域で、顔と名前が一致する取り組みが必要。 その通りです。学会のホームページの掲載だけにとどまらず、地域の医療情報系のホームページへの掲載が可能なら、どんどん出して...