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東大教授を辞任、英国で新たなチャレンジ【平成の医療史◆特別編】

スペシャル企画 2019年5月3日 (金)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

2015年の「保健医療2035」、2017年の「新たな医療の在り方を踏まえた医師・看護師等の働き方ビジョン検討会」、2018年の「上手な医療のかかり方を広めるための懇談会」など、厚生労働省の主要会議の座長や委員を務めるなどして、医師、医療の在り方について、ここ数年積極的な発言を繰り返してきた元東京大学大学院医学系研究科国際保健政策学教室教授の渋谷健司氏。医療界で最も関心が高い「医師の働き方改革に関する検討会」の副座長の突然の辞任は、旧来型の審議会の進め方に一石を投じた(『副座長、辞める覚悟で会議に臨んだ - 渋谷健司・厚労省「医師の働き方改革に関する検討会」副座長』を参照)。 渋谷氏は、東大を辞め、この4月から英国のKing's College Londonに活動拠点を移した。新たに設置されるUniversity Institute for Population Healthという全学横断的な組織の所長と、School of Population Healthの研究科長を兼任する。 「先輩や親が言ったことが当てはまらない時代。自分が興味のあることを、やるなら徹底的に、周りの誰よりも一番...