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「卒前・卒後シームレスな医師養成が進展」、厚労省

レポート 2019年4月21日 (日)  橋本佳子(m3.com編集長)

厚生労働省医政局医事課医師臨床研修推進室長の岡部渉氏は4月20日、東京都内で開催された第37回臨床研修研究会で、「卒前・卒後の一貫したシームレスな医師養成と2020年度から適用される医師臨床研修制度の見直しについて」をテーマに講演した。 厚労省医政局医事課医師臨床研修推進室長の岡部渉氏 卒前教育については、診療参加型臨床実習を充実させるため、医学生が実施可能な「医行為」を2018年夏に整理した。医師国家試験は、公益社団法人医療系大学間共用試験実施評価機構(CATO)が行う共用試験(CBT)の合格基準が各大学で2015年度から統一化されたことを踏まえ、2018年度から出題数を500題から400題に変更済み。臨床実習の成果を評価するために6年次に受ける「Post-CC OSCE」は、CATOが実施主体となり、2019年度に試行、2020年度から正式実施される予定。 卒後の医師臨床研修についても、卒前の臨床実習との整合性を図れるよう、到達目標、方略、評価を変更するほか、必修科目が現行の3科から7科に増加、一般外来での研修追加、地域枠学生についてのマッチングでの限定選考、臨床研修病院の指定等の...