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「令和」の医療、勤務医の4割「良くなる」

レポート 2019年5月1日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

「平成」から「令和」へと時代が変わるのを機に、「令和」の医療はどう展開するか、その見通しをm3.com意識調査で聞いた結果、医師、薬剤師、看護師では平成と「変わらない」との回答が3割を超え、最も多かった。 医師に限ると、勤務医と開業医ともに、最多は「変わらない」だったが、勤務医では、「良くなる」と「ある程度、良くなる」の合計は、「ある程度、悪くなる」と「悪くなる」よりも多かった(40.8% 対 23.7%)のに対し、開業医ではほぼ同率だった(34.1% 対 34.4%)。 自由意見では、「良くなる」分野として、「AIの進展」「ITの進展」「ゲノム・個別化医療、新薬開発等の進展」など、テクノロジーの進歩に伴う医療の発展を期待する声が多数上がった。一方で、「悪くなる」分野として、数多く上がったのが「医療費の高騰、抑制圧力」に関する意見(Vol.2に掲載予定)。テクノロジーの進歩の恩恵は、急性期医療に従事する勤務医の方が実感しやすい一方、医療費抑制圧力は経営者でもある開業医の方がより切実に感じる問題であることが、将来の見通しに差が現れた一因かもしれない。 Q 「令和」時代の医療は、全般的に見...