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医療に貧富の差、AI進展、患者が医師選ぶ時代……

レポート 2019年5月19日 (日)  橋本佳子(m3.com編集長)

m3.com意識調査『「令和」の医療、どう変化、発展?』では最後に、令和の医療で「当たり前になっていること」について意見を求めたところ、医療保険制度、医療提供体制、医学の進展、終末期医療、医師患者関係、医療者の在り方など、さまざまな視点から意見が上がった。 Q 「平成」時代とは異なり、「令和」時代の医療界で「当たり前になっていること」は何だとお考えですか。 【保険診療の変化、制限】 ・保険診療でできる範囲が限られてくる。それ以外は、自費で(あるいはプライベートの保険で)ということが当たり前になってくると考えます。(勤務医) ・医療費が高騰するため、基本的に経済原則で医療の供給がなされるだろう。金持ちは、チャンスがあって、貧乏人は安い医療という風に。(勤務医) ・現行の医療制度の限界と崩壊。高齢者に対する積極的な医療の放棄。尊厳死の重視。所得に応じた医療。(勤務医) ・富める者のための医療が発達し、持たざる者への医療の提供のレベルが下がる。(勤務医) ・経済力によって受ける医療が異なり、医療に貧富の差が生じる。(勤務医) ・皆保険制度が崩壊し、個人の資産に応じた保険が一般化する。(勤務医...