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医学部設置は早稲田大学の悲願 - 田中愛治・早稲田大学総長に聞く◆Vol.1

インタビュー 2019年5月2日 (木)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

2018年11月、第17代早稲田大学総長に就任した田中愛治氏。総長選挙時のマニフェストに、生命医科学の研究・教育を抜本的に拡充するため、単科医科大学を合併、協働する方針を打ち出し、注目を集めた。 2019年2月の「稲門医師会」の総会の講演でも、この構想を語った田中氏に、早稲田大学として医師養成に取り組む狙いと今後の検討スケジュールなどをお聞きした(2019年3月27日にインタビュー。全3回の連載)。 ――早稲田大学として医学部の設置を考えられたのは、いつ頃からでしょうか。2018年6月の総長選挙の際、田中先生のマニフェスト「世界で輝くWASEDA」でも書かれていました。 実は早稲田大学の歴代総長はほぼ全員、医学部設置を検討しており、「早稲田の悲願」と言えます。私もその一人にすぎず、急に考え始めたことではありません。 田中愛治(たなかあいじ)氏 1951年、東京都生まれ。1975年早稲田大学政治経済学部卒業。1985年オハイオ州立大学大学院修了、政治学博士(Ph.D.)。東洋英和女学院大学、青山学院大学、早稲田大学政治経済学術院教授などを経て現職。2006年から同大教務部長、理事、および...