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オンライン診療、「利便性」で認めるか?

レポート 2019年4月24日 (水)  水谷悠(m3.com編集部)

中央社会保険医療協議会総会(会長:田辺国昭・東京大学大学院法学政治学研究科教授)は4月24日、「年代別・世代別の課題」のうち青年期~中年期(20~30代、40~60代)、高齢期、人生の最終段階の課題について取り上げた。議論になったのは生活習慣病対策で、支払側委員が通院の利便性のためにオンライン診療推進を求めたのに対し、診療側委員は「利便性のみに着目してオンライン診療を語るのは慎重に考えるべきだ」などと反対した(資料は、厚生労働省のホームページ)。 青年期~中年期(20~30代、40~60代) 生活習慣病に対する早期かつ継続的な管理のために、どのような取組を進めるべきか。 生活習慣病のみならず、精神疾患、女性特有の疾患、がん等を含め、治療と仕事の両立のための産業保健との連携として、どのような取組が考えられるか。 成人に対するう蝕、歯周病、破折による抜歯等を減少させるために、どのような取組が考えられるか。 成人の歯周病の重症化を予防するために、どのような取組が考えられるか。 青年期~中年期の議論では、全国健康保険協会理事の吉森俊和氏が、「協会けんぽには従業員9人以下の小規模な事業所が多く、...