特定機能病院の承認要件、「第三者評価」を導入へ
レポート
2019年4月26日 (金)
橋本佳子(m3.com編集長)
特定機能病院の承認要件に、第三者による評価の受審や認定を入れるべきか、否か――。 厚生労働省の「第16回特定機能病院及び地域医療支援病院のあり方に関する検討会」(座長:遠藤久夫・国立社会保障・人口問題研究所所長)は、4月25日の会議でこの点について議論。第三者評価を導入することについては、異論は出なかったが、受審もしくは認定のどちらを要件とするかについては意見が分かれた。 認定とする場合、その認定機関にも一定の資格要件を設ける必要があると考えられるほか、認定を受けた特定機能病院が医療事故を起こした場合、認定機関にも責任が及ぶのかといった論点も浮上。さらに第三者評価による評価は、日本医療機能評価機構が行う病院機能評価が代表的だが、医療安全やガバナンスに絞るべきとの意見もあり、評価の視点についても論点となった。 厚労省は第16回会議での議論を踏まえて論点を整理、改めて議論する(資料は、厚労省のホームページ)。 (2019年4月25日「第16回特定機能病院及び地域医療支援病院のあり方に関する検討会」資料) 第三者評価者の責任は? 特定機能病院については、女子医大や群馬大での医療事故を受け、2...
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