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「上申という言葉やめろ」、病院改革の第一歩-神野正博・社会医療法人財団董仙会理事長◆Vol.1

スペシャル企画 2019年5月12日 (日)  まとめ:高橋直純(m3.com編集部)

メディアでも活躍する13年目の外科医、中山祐次郎氏(福島県郡山市の総合南東北病院外科)が医療界内外の「憧れの人」に会いに行く対談企画「一介の外科医、憧れの人に会いに行く」。第14弾は先駆的な経営で全国に知られる恵寿総合病院(石川県七尾市)の神野正博・社会医療法人財団董仙会理事長。全日本病院協会副会長などの公職も務め、医療政策にも積極的に発言されています。病院経営の在り方、働き方改革などについて議論しました。(2019年3月2日に対談。全4回の連載) 中山:今日は厚生労働省の審議会などでも積極的に意見を発信している恵寿総合病院の神野正博・社会医療法人財団董仙会理事長とお話をさせていただくべく、病院までお邪魔しました。働き方改革を巡る議論では、勤務医と経営者が対立する場面もあります。そこら辺についてもぜひ議論させていただきたいと思います。最初に先生のプロフィールからお聞かせいただきたいです。まず医師になられた理由ですが、やはり家族の影響でしょうか。 中山祐次郎氏(左)と神野正博氏=恵寿総合病院の1階ロビーで 神野:祖父がこの病院を作り、父は先代院長ですが、「医者になって後を継げ」とは特に言...