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「2020年度専攻医シーリング、13の基本領域」日本専門医機構案

レポート 2019年5月14日 (火)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本専門医機構は、5月14日に開催される医道審議会医師分科会医師専門研修部会(部会長:遠藤久夫・国立社会保障・人口問題研究所所長)に対し、内科をはじめ、13の基本領域で、都道府県別に2020年度の専攻医の募集定員のシーリング(募集定員の上限)を設定する案を提示する(資料は、厚生労働省のホームページ)。 最もシーリング対象の都道府県が多い基本領域は、放射線科の22都府県。以下、リハビリテーション20都府県、精神科18都府県、泌尿器科17府県などと続く。 都道府県別では13基本領域中、最多は京都で12(脳神経外科以外)、以下、東京が11(整形外科と泌尿器科以外)、福岡が9(眼科、耳鼻咽喉科、泌尿器科、脳神経外科以外)の基本領域でそれぞれシーリングを設定。2019年度はシーリング対象ではなかった石川でも、8基本領域で設定する案だ。 2019年度の専攻医募集では、東京、神奈川、愛知、大阪、福岡の5都府県で、外科、産婦人科、病理、臨床検査、総合診療の5基本領域を除く、計14基本領域でシーリングが設定された。2020年度は救急も加え、6基本領域を対象外とする。 例えば、内科では、2019年度もシー...