1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 新薬11成分、17品目の薬価を了承、5月22日収載予定

新薬11成分、17品目の薬価を了承、5月22日収載予定

レポート 2019年5月15日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

中央社会保険医療協議会総会(会長:田辺国昭・東京大学大学院法学政治学研究科教授)は5月15日、新薬11成分、17品目の薬価も了承した。このうち慢性閉塞性肺疾患治療薬であるグラクソ・スミスクラインの「テリルジー100エリプタ」は、費用対効果評価の対象となった。薬価基準収載日は5月22日を予定(資料は、厚生労働省のホームページ)。 併せて、オブジーボ(ニボルマブ)について、費用対効果評価結果を踏まえ、薬価を見直す。2018年度の薬価改定時には費用対効果評価の試行的導入として価格調整が行われたが、オプジーボ点滴静注は企業側の分析結果と厚労省側の分析結果が異なっていたため、より変動の少ない企業側の分析結果で価格調整(引き下げ)を行った。今回の薬価改定は、その後に行われた検証作業を踏まえた対応。20mg2mL1瓶の場合、現行薬価は3万5766 円、改定薬価は3万5407 円。在庫等への影響を考え、2019年8月1日から適用。 5月15日の中医協総会では、CAR-T細胞療法「キムリア」の薬価も了承(『CAR-T細胞療法「キムリア」、1患者当たり3350万円』を参照)。 「テリルジー100エリプタ」...