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かかりつけ医、診療側は「充実」を、支払側は「患者誘導策」を

レポート 2019年5月16日 (木)  水谷悠(m3.com編集部)

中央社会保険医療協議会総会(会長:田辺国昭・東京大学大学院法学政治学研究科教授)は5月15日、「患者・国民に身近な医療の在り方について」をテーマに議論した。かかりつけ医の普及について、診療側からはさらなる充実を求める意見が出され、支払側からは、2018年度診療報酬改定では患者をかかりつけ医へ誘導する策が不十分だったとの声が上がった(資料は、厚生労働省のホームページ)。 かかりつけ医機能について、厚労省は次の論点を提示した。 医療機関の機能の分担及び業務の連携の更なる推進のため、紹介状なしの大病院受診時の定額負担の在り方について、どのように考えるか。 医療機関間の適切な役割分担を図るため、患者・国民が求める役割等を踏まえたかかりつけ医機能の在り方について、どのように考えるか。 かかりつけ医機能の評価について、これまでの診療報酬改定における対応を踏まえ、専門医との連携や他職種との連携等を含め、どのように考えるか。 かかりつけ歯科医機能の評価について、口腔疾患の重症化予防のための継続的な管理を通じた地域住民の健康の維持・増進を図る観点から、これまでの診療報酬改定における対応を踏まえ、どのよう...