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「総合医育成プログラム」、プライマリ・ケア連合学会も2019年度開始

レポート 2019年5月18日 (土)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本プライマリ・ケア連合学会副理事長の前野哲博氏は、5月18日に京都市で開催された同学会の第10回学術大会のシンポジウム「総合診療医へのキャリアチェンジを支援する研修プログラムの開発」で、2019年度から「総合医育成プログラム」を開始することを公表した。 左から、川端康一氏、前野哲博氏、井上健一郎氏。 日本プライマリ・ケア連合学会は2018年度から全日本病院協会と共同で、「総合医育成プログラム」を実施している(『総合医は「患者全体をマネジメントする医師」井上・全日病常任理事』を参照)。同協会の会員病院以外に勤務している医師にも、同事業の門戸を広げるのが狙い。おおむね医師経験6年以上を対象とする。定員は50人。本プログラム修了者が、日本プライマリ・ケア連合学会のプライマリ・ケア認定医試験を受験する場合、筆記試験は免除する。 e-learnigなど一部の内容は異なるが、スクーリングなど、核となる研修は共通で実施する。スクーリングは、「診療実践コース」(全22単位、うち認定要件12単位以上)と「ノンテクニカルスキルコース」(全10単位、うち認定要件6単位以上)から成る。1単位は、1日の集団研...