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『院内医療事故調査マニュアル』、鹿児島医法協らが作成

レポート 2019年5月26日 (日)  橋本佳子(m3.com編集長)

鹿児島県医療法人協会(会長:小田原良治氏)は5月25日、同協会創立55周年記念事業として、『院内医療事故調査マニュアル』(幻冬舎)の発行を公表した。同協会と日本医療法人協会東京都支部の共同事業で、編集は両団体と、医師と弁護士の有志らによる院内医療事故調査マニュアル作成委員会が担当した。 日本医療法人協会は、医療事故調査制度がスタートした2015年10月に『医療事故調査運用ガイドライン』( へるす出版 )を発行しており、本マニュアルはその姉妹編の位置付けで、主要な編集メンバーは共通。「院内医療事故調査の流れ」と「報告書作成」の二つの視点から、現場の実務に役立つよう解説した内容だ。 左から、井上氏、坂根氏、小田原氏、伊藤氏 院内医療事故調査マニュアル作成委員会委員長の坂根みち子氏(茨城県つくば市の坂根Mクリニック院長)は、25日に鹿児島市内で開催した会見で、「事故調査の流れについては、日本医師会作成の『研修ワークブック 院内調査の進め方』をベースに、より現場目線から改善した内容になっている。また報告書作成は、医療事故調査・支援センター(日本医療安全調査機構)の『院内事故調査報告書作成マニュ...